Soft Bank 革命体感インターンシップ ツレテク

RESULT vol.04 現地に行かなくても、革命は起こせる。オンライン開催がもたらしたTURE-TECHの新たな可能性。

STORY TELLER

サポーター 光長 裕紀 Yuki Mitsunaga ソフトバンク株式会社 宣伝企画職社員

2016年度 第一回目TURE-TECHに参加
初のオンライン開催となった2020年度のTURE-TECHには、石井さんのチームのサポーターとして参加。オンラインでチームを支えた。

参加者 石井 ゆめみ Yumemi Ishii 東京大学教養学部4年生(ソフトバンク株式会社2022年度新卒内定者)

2020年度 TURE-TECH参加者
出身である秋田県の高齢化率が全国でワーストであることに課題意識があり、地方課題に取り組みたいという強い想いを持つ。「脳がちぎれるほど考える」という言葉に惹かれてTURE-TECHに応募。

2020 PROGRAM

参加者
学生21名、メンター5名(ソフトバンク社員)、サポーター社員5名(ソフトバンク社員)
対象地域
宮城県東松島市
実施日
2021年3月14日(日)〜3月20日(土)(計7日間)
概要
コロナ影響による初のフルオンライン開催となった、TURE-TECH 2020。
日本の地方自治体が抱えているリアルな課題に対して、オンラインによるインタビューや現地Live配信等を通して、設定された課題を解決するための提案を考え、市長に対してプレゼンを行う。
THEME.01 Impression
[事後アンケート]TURE-TECHの満足度は? 大変満足90% / 参加学生 [事後アンケート]TURE-TECHの満足度は?/参加社員 大変満足80%

オンラインだからこそ生まれたチームメンバーとの強い信頼関係

光長:
オンライン開催と聞いて不安はなかった?
石井:
TURE-TECHに応募した時点では現地に行ける予定だったので、オンライン開催が決まった時は正直少し残念ではありました。でも、オンラインだからモチベーションが下がったというようなことはなかったです。オンラインでも熱量が伝わるように頑張ろう、と心を決めました。
光長:
僕も、オフラインと同様の体験がオンラインでも実現できるのかどうか、という点は少し心配でした。TURE-TECHが一般的なインターンと異なる最大の特徴は、プログラム中にジェットコースターのような急下降、急上昇を経験する「起伏」にあると思っていたからです。
「起伏」は、中間発表で審査員から酷評されて、自分たちの力不足を痛感するような外的な要因と、発表に至るまでに、チーム内での意思統一に難航したり、メンバー間のすれ違いが顕在化した時に、如何に腹を割って話し合えるかという内的な要因から生まれると考えています。そのため、メンバーと対面できないオンラインでは、危機に直面した時に、どこまで危機感を認識できるのか。どこまで粘り強く突破に向けて向き合えるのかという点が心配でした。
でも結果として、オンライン開催でも、オフライン時代と変わらない起伏と熱気が生まれた。プロセスはチームによって様々ですが、想いを込めた本質的な課題解決案を作るためには、持っていた自信を完膚無きまでに叩き潰される経験や、メンバーで腹を割って涙を流しながら腹の底からの意見をぶつけ合う場面って必ず乗り越えないといけないんだ、と今回実感しましたね。
石井:
実際、オンラインだから良かった点も多くて。たとえば、チームのメンバーとは一度も直接会うことはできなかったですが、私は他の3人と強い信頼関係ができたと思っています。議論の時、オフラインだと誰かが話していても、違う話をしている人がいたりするんですが、オンラインでは一人が話をしている時は、みんなが話を聞きますし、画面共有をしながら話をするので、全員が視点をあわせて話ができます。しっかりお互いの話を聞ける雰囲気があったからこそ、チームの信頼関係が強くなったというのがあると思います。
THEME.02 Turning point

創ったアイディアを問い直し、妥協のない案を練り上げた。

石井:
みっちょんが言う、あ、光長さんのこと「みっちょん」って呼んでるんですけど(笑)起伏という点でいうと、私たちのチームにもターニングポイントになるようなタイミングがありました。
私たちのチームに与えられたテーマは、「バランスのよい食生活推進戦略」でした。ランチに主食・主菜・副菜を揃えて食べる20代の割合を2023年秋までに4割から7割にするという課題に取り組んだのですが、そのテーマに対して食事のサブスク制度を提案しようとしていました。この提案は、ずっとそんなに悪くない評価を受けていたんですが、なんとなくみんな腑に落ちていない部分があって…。中間発表でも一番納得させたい市の職員さんの顔が晴れなかったり…、「ビジコンみたいだね」という違和感をみんながもっていて。そんなに悪くないはずのアイディアを、自分たちで問い直した。それが4日目の夜でした。
「時間がないからこのままいこうよ」ということもできたと思うんですが、みんなでこだわって、もっとTURE-TECH感のあるもの、本当に実現可能性の高いアイディアにしよう、と決めたんです。それで結構アイディアが変わったんですね。
うまくいっている案を自分たちの手で壊し、アイディアを自分たちが本当に納得のいくものに練り直したことが私たちのチームのターニングポイントだったと思います。
光長:
この点、TURE-TECHの特徴は、期限の異常な短さだと思います(笑)。 6日間っていうスケジュールで課題に取り組むので、自分たちが山場にぶち当たるのって、4日目の夜っていう…あと1日半しかないっていうタイミングなんですよね。そういうタイミングでうまくいっているものを壊すのか、壊さないのかという議論になった時に僕たちのチームは3人対一人に意見が分かれて、結構長い時間話し合ったんですが、誰もそこで譲らなかったんですね。この、短い時間の中で完成させることだけにフォーカスしたら、妥協した方が楽だし、良かったのかもしれません。でも、やっぱりTURE-TECHってみんな覚悟を持って来ているので、全員が妥協せずもう一回考えて、集まろうということになって。深夜の一時にオンラインで集まって話し合ったんですね。妥協せず、自分たちが納得いくまで考えられたことでチームが一つになれたというのは良かったと思います。
THEME.03 Advantage

圧倒的当事者意識から、人の心を動かす熱量が生まれた。

石井:
温度感や、現地の人の手触り感だったりという点では、オフラインと変わらないくらい感じられたという実感があります。市職員さんとの壁打ちを毎日やっていて、市職員さんの部下になったつもりで考えようとか、自分が東松島市に住んでいる20代で、実際に昼食のバランスが悪い人だとしたら、それってなんでなのか考えよう、だとか。特に「市職員さんになり切って」、「市職員さんのために」、みたいな気持ちは、ずっとみんなで共有しながらできていたと思います。一人のメンバーは、「ついに市職員さんの部下として自分が働いている夢を見た」と言っていて(笑) それくらい、当事者意識を持って取り組むことで、私たちの中に大きな熱量が生まれていったなというのがあります。
光長:
僕が学生時代に参加して、最も学んだことが「圧倒的な当事者意識とは何か」ということ。TURE-TECHには、この問いに向き合う上で3つの特徴があります。
1つ目は、参加者の存在です。参加学生が、100倍以上の倍率から選ばれるので、日本全国から地方の課題解決に情熱を持った人、武器を持った人が集まっています。だからこそ、お互いの存在を認め合いながら、切磋琢磨できるんです。
2つ目は、独特の緊張感。1日の取り組み中に、何時までにデータが必要。何分までにインタビューの準備を完了しないといけないと常に期限があること。また、中間プレゼンでは、ソフトバンクの第一線で活躍している社員から容赦ないフィードバックを頂くので、気を抜ける瞬間は、一瞬もありません。
3つ目は、一体感です。現地の方々へのインタビューを通じて、学生や社員が感情移入していくこと。その熱量に、市役所や現地住民の方々も感化されて、関わる全ての人に一体感が生まれていくこと。この3つが、当事者意識とは何か?提案を採択する市長、実行する市の職員の皆様、利用する住民の皆様の気持ちに自分たちは立てているのか?という問いを何度も考え抜く経験になりました。この点で、僕が過去に参加したオフラインでの開催と比較しても、今回のオンライン開催はとても素晴らしい体験になったと感じています。
THEME.04 Future

オンライン開催を通して見えたTURE-TECHの未来。

光長:
オンラインのデメリットをあげるとしたら、ゆめみさんが結構議論の途中でネットワークが落ちていたっていうのが…笑
石井:
そうですね。それはありましたね。実家のネット環境が良くなくて。でも、すぐに事務局からルーターを送ってもらって解決したので、すぐに解消されて助かりました。
その話は置いといて(笑)、インターンに限らず地方創生って、現地に行かなくてもできるんだっていうことが分かったことってすごく大きいと思います。TURE-TECHって、「オンラインインターンのモデルケース」ではなくて、「オンラインの地方創生」のモデルケースになり得ると思います。
私は、人生をかけて地方の課題に関わりたいと考えているので、そういう意味でもかけがえのない経験ができたと思っています。
光長:
現地の人達の立場になって考え抜くことで、物理的な距離を超えて、精神的な距離がグッと近くなるのも、TURE-TECHの特徴です。このプログラムで生まれた繋がりが、数年後に事業として結実する出会いになる可能性もあります。
そういう意味で、オンライン開催によって、参加できる裾野が、全国の学生側と地方自治体側との双方に広がったのが大きいですね。さらに、オンラインだからこそ、距離を超えた準備をすることが出来ました。例えば、僕たちのチームでは、メンター社員の五十嵐さんの繋がりで、PayPayの方との会議を設定してもらったことで、営業役員の方から協力の事前確約を得ることが出来ました。提案を提案で終えるのではなく、採択をされれば即実行できるレベルにまで、徹底して準備を行うことができたのも、オンラインを武器にした発想になったと思います。
石井:
オンラインは嫌だと言っている人がもしいたとしたら、オンラインめちゃくちゃいいよ、と自信をもって言える。それくらい最高の経験ができたと思っています。

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